金沢箔の美を表現する、上質な工芸品のセレクトショップ

【作家の想い】
木地の彫刻から漆の塗り重ね、螺鈿や蒔絵に磨き上げまで全ての工程を一人で行っています。お客様と直接お話ししたいとの思いから各地での催事にも作家本人が直接赴いており、オリジナルのデザインで製作したアクセサリーは、多くのお客様から好評をいただいております。1点ものの商品のため多くは製作できませんが、漆の完成度へのこだわりを追求しています。

【作歴・プロフィール】
漆アクセサリー作家
1991年　石川県立工業高校工芸科(漆芸)卒業
1993年　国立高岡短期大学(現　富山大学)産業工芸学科　漆工芸専攻　卒業
1996年　金沢卯辰山工芸工房　修了　金沢市に工房設立
　　　　兼六園大茶会公募展　石川県知事賞　受賞
1997年　金沢市内にて工房設立
2007年　諸江町上丁に工房移転し、現在に至る
2015年　「第16回Japan Expo」フランス　パリ展　出展

すべての工程を一人で手掛ける

漆塗りは作業工程が複雑なため、それぞれを専門とする職人による分業制がとられています。そうした中、寺嶋氏の「漆アクセサリー紅里工房」では、全工程を作家一人が手掛けています。製作時間はかかるものの、完成度の高い美しい光沢のアクセサリーが生み出されています。漆の温かみや木の優しさや軽さを実感いただけます。

精緻な螺鈿の加飾に注目したい

朱漆のアクセサリーだけでなく、華やかな螺鈿のアクセサリーが人気の寺嶋氏の作品ですが、朱漆に金箔を施した作品も華やかかつ上品とお客様から好評をいただいております。また、螺鈿細工は曲面に施してあるにも関わらず隙間がありません。素材の貝殻の微妙な調整と色味の仕分け、根気強い張り合わせにより従来の螺鈿に比べて青味が強く、繊細な輝きを放っています。