MENU

金澤しつらえ

北陸の伝統工芸作家・作品紹介

北陸の伝統工芸品の素晴らしさを
身近に伝えるアートギャラリー

当店は、金沢文化を代表する街のひとつ「ひがし茶屋街」の入り口に位置します。金沢市の指定保存建造物となる歴史的建物を活用したギャラリーショップです。その歴史ある建物の中はテーマ毎に区切られており、北陸で長く伝統の技を継承してきた人間国宝や伝統工芸士の作品を身近に見ることが出来ます。「輪島塗」「九谷焼」「加賀友禅」などの分野から活躍されている作家先生の作品をガラスケース無しで見ることができ、中庭から入る自然光の中で作品を活かす提案をしています。また伝統的技法を継承しながら新しい要素を組み合わせた作家作品も取り揃えています。歴史を感じつつ、北陸にいきづく伝統をさらに高める場所が金澤しつらえです。

建物のいわれ

金澤東山しつらえの建物は、築200年を超える建物です。
江戸時代に2つの独立したお茶屋が後の改造により一体化され、茶屋文化を伝承し受け継いできました。
東山界隈に残るベンガラ塗の建物は外から見えににくくなる格子や、昔ながらの土蔵など江戸時代の趣を随所に感じられる建物をご紹介いたします。

弁柄(べんがら)

日本の暮らしに古くから根付いている防虫、防腐の塗りのことで、土から取れる成分(酸化鉄)を用いています。紅殻、弁柄とも呼ばれています。ひがし茶屋街の町屋建築の特徴で、艶やかな朱色は茶屋街を訪れる人を魅了します。

十六層の土壁

二階部分の左官仕上げの土壁は「十六層の壁」の跡が見られます。薄紅、新朱、黄丹、鴇、照柿、利休茶、花浅葱といった土が塗り重ねられています。土壁の仕上がりが艶やかさと華やぎをもち、まるで十二単のようです。

木虫籠(きむすこ)

外格子に使われている技法です。格子に用いた細い木を台形に形どっているため、外から見えにくく、中からは外がよく見えるようになっています。見た目の美しさだけではなく、プライバシーを守る機能面でも優れた技法です。

三和土(たたき)

土間の床に使われている技法です。3種類の材料を混ぜ合わせて作られることから「三和土」と書かれます。赤土・砂利などに消石灰やにがりを混ぜて練り、塗って敲き固めた素材です。

土蔵(どぞう)

建物内部にありますが、後から作られたとみられています。重厚さが特徴的です。障子戸の紙張りは元の原型を残し、現代にも通じるモダンな素材に切り替えて最良しています。

坪庭(つぼにわ)

明かりを採るために、作られた建物内部の庭です。一年中紅色の葉をたたえたノムラモミジを楽しむことができます。2階からも見下ろし事ができ、建物自体に開放感をもたらしています。

茶房 やなぎ庵

ひがし茶屋街の広見の象徴である柳を眺めながら、心和むひと時をお過ごしいただける和カフェを併設。
正面に広見の柳がそよぎ、歴史ある街並みを望む。まるで日本画の中に自分が溶け込んだ様な雰囲気を楽しみながら、やなぎ庵特製のお抹茶と上生菓子をご賞味いただけます。
詳細はこちら

金澤しつらえ

所在地 〒920-0831 石川県金沢市東山1-13-24
GoogleMap
電話 076-251-8899
営業時間 9:00~18:00
定休日 木曜日
取扱商品 伝統工芸士などの作家による北陸を中心とした伝統工芸品